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必見コラム「企業が生きる知恵」


  サステナブル

投稿日 2017/10/03

イン&アウトを進化させたハビットバーガーの経営は軌道に乗るのか?

~FARM TO TABLEな味はピクルスとオニオンとレタスの旨さで決まる!!

アメリカ人にとってカレーやラーメンと同じぐらい日常的に食べるハンバーガーは、日本人がラーメン屋を吟味するのと同じようにお店を厳選します。

その中でもテキサスの人が出店を泣いて喜んだイン&アウト(326店展開)と「全米一美味しいハンバーガー」と言われたハビットバーガー(195店展開)は、正反対の経営をしています。

イン&アウトは直営のみで経営し、現場スタッフにカリフォルニア州の最低時給を上回る11ドルを支給。方やハビットバーガーはFCを軸にする経営で店舗数を急激に拡大させ、現場への報奨はフランチャイジーに任せるやり方です。

ハビットバーガーは創業当初1969年から2007年までの間は、地元大ロサンゼルスエリアを中心にゆっくり成長し、8年で23店舗までになりましたが、その後投資会社の傘下になった途端2007年から2014年の7年間で109店舗(年間20店舗弱)オープンし、2013年には最も成長したファストフードチェーンと評されたのです。

ハビットバーガーは2014年には上場を果たし、投資会社は利益を得ることになります。

1948年創業のイン&アウトは69年かけて毎年5店舗オープンし直営で経営。
方や1969年創業のハビットバーガーは途中投資会社傘下となりFCを軸に毎年20店舗オープンした結果、48年で195店。

ファストフードは便利さが一番。

それが理由で多くのお客様がお店を訪れるのですが、
重要なのは
会社(お店)が(どれだけの人数)誰を対象に、売り上げをアップさせ利益を生み出すか?を明確にし、戦略を立てることです。

投資会社が一度入った会社(お店)が現場重視の経営を実施していくのは難しく、それによって品質(味や接客)が劣化していく可能性はありそうです。

経営も商品と同じくサステナブル(継続可能)でなければいけないのです。


関連URL
■  「体に良い」はもう古い。米ファストフード業界で驚きの変化  http://www.mag2.com/p/news/266807



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